こんにちは。王鈴です。
アルミパーツが輝くバイクってかっこいいですよね!
自分のバイクがくすんでる。
メッキじゃなく、アルミの質感を生かした輝きがほしい。
でも、どうやったらいいのか解らない!!
そんな人はこの記事を読むことで全部解決します。
初心者の人でも一から出来るようまとめていますので、
かなりのボリュームになっています。
自分の持っている道具に合わせて目次から選んでくださいね。
バフ掛けの注意点
- 粉塵対策をする
- 保護メガネをする
- アルミの焼けに注意する
バフ掛けをする前に注意事項があります。
回転工具を使うため、様々なものが舞い散ります。
削れたブラシの破片、アルミの粉塵。
これらは怪我や健康を害する場合がありますので、
防塵マスクや、保護メガネを使ってください。
そして、磨く際の注意点。
同じ場所を磨き続けないこと。
アルミが焼けてしまいますので、マメに磨く場所は変えてくださいね。
磨いていると部品が熱をもつので、やけどにも注意してください。
バフ掛けを行う方法は4つあります
- ペーパーによるバフ掛け(手バフ)
- インパクトドライバー
- ディスクグラインダー
- リューターによるバフ掛け
DIYでバフ掛けを行う場合、基本的には上記の4つの方法から選ぶことになります。
手作業であればペーパーを使用したバフ掛けがありますが、
機械を使えばインパクトドライバーやディスクグラインダー、リューターを使ったバフ掛けも可能です。
それぞれの方法について、詳しく解説していきます。
ペーパーによるバフ掛け手バフの方法
ペーパーによるバフ掛けは手作業で行う方法です。安価にできますが、腱鞘炎になる可能性もあるため、注意が必要です。
機械を使用して仕上げる場合でも、最後に手作業をすることでより綺麗な仕上がりになるため、手作業の方法を覚えておくと良いでしょう。
手バフに必要な道具
- 耐水ペーパー
- ウェス
- 仕上げのケミカル
- 金属タワシ
最低限この三つが必要になります。
まずは、耐水ペーパー。これはホムセンとかに売ってるもので大丈夫。好みによりますが、100~1000番くらいまであれば平気。メッキに近づけたければ2000番くらいまで。
研磨剤はピカール、メタルコンパウンド、シェイクモーリー辺りから選べばいいかと。僕のオススメはシェイクモーリー。伸びのいい液状で、とっても使いやすいけどちょっと高い。
次はウェスですね。ウェスはこれ一択。
れ以外の白いやつはダメ。青が耐久性良くコスパ抜群です。
そして、万能磨きのボンスター。100均に売ってる金属タワシでもなんでもいい。
これはまじで重宝します。僕はいつも、100均でまとめ買い。
手バフの手順
- ペーパーで面を整える
- 研磨剤で仕上げる
手順はこれだけです。
まずはバフ掛けする部分の状態で使うペーパーを選定します。
ペーパーは数字が大きくなればなるほど研磨力が弱くなります。つまり、100番なら塗装も錆も削ってくれるけど傷も多い。
1000番なら傷消し。番手は少しずつ小さい方から大きい方へ上げていくのが綺麗に仕上げるポイントですね。
これくらいであれば320番くらいからスタート。600→800→1000と上げていくほどに綺麗になっていきます。
中々処理進まない場合は番手240などに少し下げてみると良いでしょう。
使用するペーパーが決まったら研磨していきます。部品に霧吹きで水をかけます。
そしたらひたすら研磨。
これくらいなら2,3分で大体綺麗になります。
で、さらに番手をあげたペーパーで磨く。
すると輝きが増していきます。
納得いくまで仕上がったら、最後にコンパウンド系のケミカルで仕上げ。
僕はシェイクモーリーで拭き上げています。
これで、作業は完了です。
番手を上げていけばメッキにも負けない輝きになりますよ。
インパクトドライバーによるバフ掛けの方法
お次はインパクトドライバーによるバフ掛けです。
錆がきつい物だと手動ではかなり厳しいです。
この方法は安価な物でも十分ですし、
割と一般家庭にもある工具かと思います。
手持ちの工具で何とかしたいって人はこの方法がいい落しどころかと。
注意点としては、使っている工具によって
「丸軸」「六角軸」があるので注意です。
インパクトドライバーによるバフ掛けに必要な道具
- インパクトドライバー
- 真鍮ブラシ
- 六角軸のデライトホイール
- 六角軸のフェルトバフ
- 仕上げのケミカル
僕が使っているインパクトはこちらになります。
ブラック&デッカーのインパクトです。
バフ掛けに使うインパクトは安いコード式がおすすめ。
充電式だとすぐ充電なくなって不便です。
それと、錆取り用の真鍮ブラシ。
これはセット品を買うのがお得。
真鍮ブラシの固さによって研磨力が変わってきますので、
セットで買って使い心地を体感しておいた方がいいです。
一気に錆が落ちて気持ちいいです。
で、お次はデライトホイルとフェルトバフ。
デライトホイルはペーパーと同じで番手があります。
大まかな錆は真鍮ブラシで取り除くので、600番~の番手でいいでしょう。
んで、仕上げ用のフェルトバフって感じです。
インパクトドライバーによるバフ掛けの手順
- 錆を落とす
- デライトホイルで面を整える
- フェルトバフで仕上げる
基本的にこんな感じの手順。
気を付けてほしいのは、同じ場所にずっとあてないこと。
アルミが焼けてしまいます。
頻繁に研磨する場所を変更してください。
せっかく、機械を使うので錆が酷いキャブのトップカバー。
これに固め真鍮ブラシを当てていきます。
数秒でこれだけ削れます。
大体ここまでやるのに5分くらい。
手動では考えられない速さです。
で、錆が取れた部分はデライトホイルで仕上げていきます。
僕は600番で傷を滑らかにして、後は好みで仕上げています。
そしたら、ケミカルで仕上げて完了です。
錆が酷かったので荒いですが、インパクトだとちょっと大変なんです。
もっと良くしたい人は読み進めてください。
ディスクグラインダーによるバフ掛けの方法
もう、これが最強、最速です。
かと言ってお金がかかるわけでもない。
問題は音ですかね?
小さい部品はインパクトでも十分ですが、
ちょっと深い傷がある場合やクラッチカバーなどの大き目の部品の場合は
ディスクグラインダーによる方法がDIYでは最強でしょう。
ディスクグラインダーによるバフ掛けに必要な道具
- 変速機能付きディスクグラインダー
- 研磨ディスク
- フェルトバフ
- 仕上げ用ケミカル
ディスクグラインダーはこれがおすすめ。
アースマンの変速機能付きのグラインダー。
変速機能がないとディスクの減りがマッハです。
安いしこれ一択じゃないでしょうか。
研磨ディスクは複数必要です。
深い傷用の研磨ディスク。
で、傷けし用の研磨ディスク。
大体、600番~あれば問題なし。
最後に仕上げようのフェルトバフって感じです。
ディスクグラインダーによるバフ掛けの手順
- 錆、傷を落とす
- 面を整える
- ケミカルで仕上げ
手順はインパクトと同じですが、違うのは楽なことと、
傷も割と簡単に削れるってことです。
インパクトだと、錆を落としても、ちょっと面が荒れてるんですけど、
グラインダーでやればかなり綺麗に仕上げられます。
まずは、グラインダーにディスクをセット。
手で押さえてる場所を押しながら、備え付けの工具でこれを回す。
ディスクをセットして締める。
これだけ。
では、さっきインパクトで仕上げた部品を仕上げていきます。
面が荒れてるでしょう?
これを研磨用のディスクで削っていきます。
回転数は「3」に設定、研磨ディスクは「アルミナ400」
すると、ものの数分でこんな感じ。
これ、粗目のディスクで5分もやってないです。
早さも仕上がりもグラインダーが圧倒的です。
面が均一になってきたら、仕上げ用のディスクに変更。
粗目のディスクで傷ついた部品を慣らしていきます。
こちらも600番~お好みで仕上げれば良し。
焼けに注意して仕上げてくださいね。
で、同じように仕上げのケミカルで拭き上げて完了となります。
ちょっとブログ用にやったので、まだ傷は残ってますが、あの錆の状態から
30分もかからない状態でこうなります。
エンジンフィンはリューターでバフ掛け
基本的なバフは以上になりますが、
エンジンのフィンも気になったりしません?
そう、エンジンのフィンだってできちゃいます。
使うのはリューター(ルーター)です。
これを用いて狭いフィンの隙間も綺麗にできます。
エンジンフィンのバフ掛けに必要な物
- ・スコッチブライト
- ・リューター
エンジンフィンは機械を使うとしても結構時間がかかります。
まずはこれ。スコッチブライト。
サイズもフィンの奥まで入るしちょうどいい。
そして、リューター。
これとケミカルがあればばっちりです。
エンジンフィンのバフ掛けのやり方
- ・スコッチブライトで落とす
- ・リューターで研磨する
基本的なセットはリューターを買ったときについてきます。
まずはスコッチブライトで、うっとしい白錆などを落とします。
奥まで突っ込んで引っ張るだけ。
これを繰り返す。
ある程度やったら、お次はリューターの出番。
まずは、フィンに薄くケミカルを伸ばします。
これは飛び散り防止のためです。
そしたら、フェルトバフを付けたリューターで磨き。
これを地道に繰り返していくと綺麗なエンジンになりますよ。
バフ掛け後のお手入れ
さて、バフ掛けで綺麗なった部品。
苦労したし、ずっと綺麗でいてほしいですよね。
でも、バフ掛け後の問題点として、くすみやすいというのがあります。
なので、お手入れは必須。
まぁ、ここまでこの記事を読み、磨き上げた君たちなら余裕。
くすみが目立ってきたら、この金属タワシを使います。
メタコンやシェイクモーリーを使って、かるーく撫でます。
すると、簡単に以前の輝きが復活。
基本的にお手入れはこれだけでOK。
くすみが少なければ、ブルーマジックとウェスで拭き上げるだけでも良し。
これで、愛車の金属部品は常にピカピカです。
メッキもいいけど、素を素材を生かしたバフの輝きは最高ですよ。
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