こんにちは!王鈴です。
今回はカフェレーサーカスタムしてる人に記事を書いてもらいました!
やっぱカフェカスタムかっこいいですからね。
みなさん、最近走っていますか?なんだか外もめっぽう寒くなって、
自転車で走るのも凍えそうなくらい寒いのに、バイクときたら…冬は寒いし、
夏は暑いし、全く大変な乗り物ですよ。
でも、だからこそバイクを愛して乗っていますよ。
だって、自然を感じられるんだもの。車よりも。(多分)
ところで、僕はこれまで、いろんなバイクを乗ってきたわけですが、
ここ数年、かなりバイクの好みが変わりました。
最近は250CCに興味があります。
やっぱり車検がないバイクが楽ですよね…
車検なんだかんだ神経使いますもんね…。
まあその他にも250ccにした理由はいくつかあるのですが、
それはひとまず置いておきましょう。
カフェレーサーはご存知ですか?
「カフェ?カフェってあのカフェ?」
その考えもあながち間違いではありません。
コーヒーを飲んで寛ぐCaffeも、名前の由来に大いに関係しています。
そして、僕は、このカフェスタイルに今興味深々です。
そこで今回は、この「カフェレーサー」というカスタムについて紹介していきます。
カフェレーサーとは
バイクの乗っている人はアメリカンやオフロードなど、
バイクのタイプの名前は聞き覚えがあるかも知れませんが、
バイクのカスタムの種類については知らない方も意外と多いです。
「カフェ」や「ボバー」「チョッパー」などは、
自分でそのようなカスタムバイクに興味を持ってから、少しずつ覚えていきます。
とくに「カフェレーサー」となると、ブームになったことも未だなく、
乗っている人も少ないですが、個人的にはカスタムの中で、
一番スマートでイカしています!しかも乗りやすい!走りやすい!!
まず、カフェレーサーの語源を簡単に説明すると、
60年代、イギリスに24時間営業のカフェがありました。
そのカフェにはバイク好きの男たちが毎晩、
自分の自慢のカスタムバイクに乗って集まり、いつもレースをしていました。
そのルールは単純で、
ジュークボックスの音楽が鳴り終わるまでに決められた公道を走って戻ってくるというレース。
そのレースで走るバイクは、スピードを求め、
下がり気味のハンドルと小さめの細いタンク、ステップは後方についており、
前傾姿勢のまま走行できるカスタム。
当時、自分たちでいじって遊べる一般的なバイクは、
今のSR400やクラブマンといった、エンジンなどがむき出しのバイクでした。
また、そこにカウルを取り付けたりもしました。
その頃はイギリスが発祥でしたが、そこから少しずつカフェレーサーの文化が広がり、
今では、そのようなカスタムをしているバイクを「カフェレーサーカスタム」と呼んでいます。
なんといいますか…サーキットではなく、公道でレースをしているところが野性味を感じます。
スタイルもオシャレですが、語源も最高です。
これを読むだけでバイクに乗りたくなってきますね!
今でも街中で見かけるバイクは、どれもいかしたものばかりで、
とくにカフェカスタムはコアな部類ですのでこだわりをもっている方が多く、
どのバイクを見てもライダーさんの愛を感じられます。
カフェレーサーの魅力
先ほどはカフェレーサーの語源について話しましたが、
カフェレーサーには多くの魅力があります。見た目だけじゃなく、
走行面にもメリットがあります。
運転がしやすい
これに関しては、そもそもが公道でレースができるように
考えられたカスタムなので、走りやすいことは言うまでもありません。
もちろん他のバイクも走り易いことは確かですが、
カフェレーサーは姿勢が常に前傾ですので、高速道路でも風をきるように走れます。
小回りも効くので、Uターンも問題ありません。
以前、アメリカンタイプのバイクに乗っていた友人に私のバイクを貸した時は、
アメリカンと違ってタンクも細みで車体も軽く不安と言っていましたが、
しばらく走っていると「乗りやすいし最高!」といって、長い間バイクを返してもらえませんでした。
(笑)アメリカンも楽しいですけどね!
しかし、やっぱり取り回しの面などを考えるとカフェレーサーの方が圧倒的に扱いやすいです!
すり抜けがしやすい
これは、運転し易いことと少し被ってしまいますが、
カスタムの構造上、ハンドルが短いため、信号待ちの車両の間も難なくすり抜けられます。
大したことのないように思いますが、車両の間を抜けられるかどうかは、
走行に大きく影響してきます。
バイクの大きな利点としては、渋滞があまり関係なく、
混んでいる道では車よりもスムーズに走行できるところです。
バイクによっては車幅が広く、すり抜けが難しいものもありますが、
カフェレーサーなら、他のバイクや車を差し置いて走り去っていけます。ま
た、そうやって走り去っていく自分にもバイクにも惚れ直すことができます。(笑)
セルフカスタムが自由自在!
カスタムのベースとなるバイクは、エンジンがむき出しになっているものがほとんどなので、
基本的に全てのパーツを自分で交換できます。
私の愛車(250TR)は、はじめは新車でかったのでノーマルですが、
何年もかけた末、フルカスタムまで行き着きました。
自分自身が以前からDIYが好きで、
工具などを使って木材を加工して遊んでいたこともありますが、
使いたいパーツと工具さえあればバイクを自由自在にカスタムできます。
ちなみにカスタムしているところは、
ハンドル、タイヤ、ウインカー、シート、フェンダー、タンク、マフラー、フレームです。
あとはステップとヘッドライトとメーターさえ変えられれば…って、
すみません、まだフルカスタムではありませんでした。(笑)
しかし、高い工賃を払ってショップでやってもらわなくても、
自分でできるのはすごく楽しいですし、バイクに愛着がわきます。
今ではネットショッピングやフリマサイトも多数あり、汎用パーツも豊富ですので、
お金がなくても楽しめちゃいます!!
レトロな雰囲気がおしゃれ
バイクのカスタムは、ほとんどの人がその見た目から選びますが、
カフェレーサーは何と言っても全体にまとまったフォルムで、
ハンドルやメーターが飛び出していないため
シンプルでありながらどこかレトロでお洒落な雰囲気があります。
ビンテージ仕様の車両も多いため、多少のサビもバイクの味になり、
使えば使うほどバイクの魅力が増してきます。
SAで話しかけられる
SAは高速道路のサービスエリアですね!道の駅などでもそうです。
上記でも述べましたが、カフェレーサーはバイクにこだわりを持った人に愛されるカスタムです。
そうなると、自然とおじさんライダーに話しかけられるわけで…。
私はよくバイクに乗って遠出するのですが、
SAに寄り、ツーリング中のおじさライダーに出くわすと、必ず車体をあらゆる角度から凝視されます。
「あ、また話しかけられるのかな」と思っていると、案の定声をかけられます。
そして大体が、カフェレーサーということを褒められます。「
いやあ、私も若い頃はこんなバイクに乗っててねえ。
今は落ち着いたけど、昔は二気筒でそれであれで…」と、延々と話しが続くわけです。
内容の面白さはそこそこですが、バイクを褒めてもらって嫌な気はしません。
しかし、一緒に走っていた友人は、ninja250に乗っていたのですが、
そちらは見向きもしていませんでした。
褒められた後、その友達とは少し気まずい感じになりました。(笑)
カフェレーサーの特徴
続いてカフェレーサーの特徴について少しお話しします。
カフェレーサーの一番の特徴は、セパレートハンドル、シングルシートであることです。
(しかし、二人乗りをするライダーも増えているので、シングルでないバイクもあります。)
そうなると、ネイキッドバイクもセパハンにしていればカフェレーサーなのか?と言われると
、それは違います。
また、セパハンでシングルシートのninja等もバイクもカフェレーサーに該当するのか?
それも違います。
カフェレーサーとは、車体自体が高性能なものではなく、
スペックは普通でも、それを自分なりにカスタムして走行性能をあげていくことが
基本的な考えとなっています。
ですので、バイクの種類で言えば、
SR400、250TR、グラストラッカー、W400、モトグッツィ、ロイヤルエンフィールド等の
バイクをカスタムして、カフェレーサーにしている方が多いです。
モトグッツィ、ロイヤルエンフィールドらへんになってくると、
性能云々の問題ではなく、元が高額なので、なかなか手を出せませんが…。
カフェレーサーに必要なパーツの紹介
そこで、カフェレーサーにカスタムするのは、
どんなものを取り付ければいいの?気になりますよね!
私も、初めはハンドルをシートをいじったのですが、
まだまだ理想の形にはたどり着かない…とういうことで、
どんどん細かなカスタムが増えていくわけです。
これってどのライダーも感じることかも知れませんが、
バイクのカスタムって、終わりがないですよね!!
ハンドル
カフェレーサーカスタムの中心ともいえるハンドル。
ハンドルさえ変えていれば、他はそのままでもなんとなくカフェレーサーっぽくなります。
カフェレーサーにしたい場合は「セパレートハンドル」、
「スワローハンドル」、「コンドルハンドル」、「コンチネンタルハンドル」に変えましょう。
セパハンの特徴は、ハンドルが2つに分かれており、
フロントフォークに直接取り付ける形となります。
やはりカフェレーサーといえばセパハンであり、
カフェにしている90%くらいの人がセパハンなのではないでしょうか?
利点としては、フォークに取り付けるため、高さ・角度を調整できることです。
スワロー、コンドルは形が似ていますが、コンドルの方が、角度がきついです。
そのまま取り付けるとアップハンドルになってしまうので、これを逆さ向きに取り付けます。
すると、セパハンまでとはいきませんが、角度が下がるのでカフェっぽくなります。
比較的安価で売っているものもあるので
、お金をあまり使わずカスタムしたい方にはおすすめの方法です!
コンチハンは、一般的なハンドルで、純正バイクにでもついている場合もあります。こ
ちらもスワロー、コンドルと同様に逆さに取り付けます。
スワローのようにとがった部分もなく、
ハンドルも柔らかく曲がっているので、ビンテージ仕様にしたい方には安くてオススメです。
シート
カフェレーサーは走行性能も重要ですが、カフェにカスタムしている人はそれ以上に見た目にこだわっています。基本的にはシングルシートを採用することがお決まりとなっており、全体的なバランスを考えてもシングルシートが圧倒的にかっこいいです。しかし、もちろん二人で乗りたいという方もいますので、そのような方は、シートのデザインや形さえバイクに合っていれば、二人乗りのシートでも問題ありません!ちなみに私はシングルシートに二人で乗ることがありますが、ギュウギュウです!やっぱりカフェは一人が快適!
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ヘッドライト
私の乗っている250TRは、ヘッドライトが大きいため、
夜は明るいのですが、頭でっかちのようになってしまい、
早く換えたいなあと思っている今日この頃です…。
ライトは、よく見かけるのはベーツライトという種類のものです。
安価で、ネットでもすぐに購入できますが、それを取り付けるステーなども必要になってきます。
商品によっては、250TR用のものが売っていることもありますが、
汎用は安くても専用となると高いです。
自分でカスタムしてカフェレーサーを作り上げていくという面では、
汎用の安いパーツを購入して、ステーは自作するのがオススメです。意外とできるものですよ!
ステップ
続いてステップです。こちらも私の車両にはカフェ用のものがついていないので、
つけている方が羨ましい限りです。
セパハンにすると、ハンドルの位置が低い分、
どうしても背中が丸まったような姿勢になってしまいます。
それを解消するために必要なのが「バックステップ」。
通常のステップよりも位置が後ろにありますので、
足を若干後ろに伸ばせます。これもカフェレーサーには定番アイテムの1つですね。
マフラー
マフラーに関しては、好みが分かれますが、
よく「良い音」と言われているのがキャプトンマフラー。
シングルバイクのドコドコという感じが体感できて、
ノーマルマフラーから付け替えた時はかなりシビれます。
マフラー音はバイクの顔だと感じるほど大切なパーツですので、
こだわりをもって選んでいます。
個人的には大きめの音がカフェレーサーっぽさを感じますので、
トランペットマフラーもいいですね。
ちなみに私のバイクのマフラーは竹槍のような直管に近いものです。
フェンダー
フェンダーはとくに決まりはないのですが、
カスタムし始めると、どうしても純正のフェンダーを換えたくなってくる時があります。
(もちろん、純正でもかっこいいものもあります。)
カフェレーサーに多いフェンダーは、タイヤすれすれのものや、
メッキ加工してるもの、ベリーショートなものなど複数あります。
しかし、「今のフェンダーを換えたい!でもフェンダーなんて買うお金がない!」
という人は、フェンダーレスと言い、
フェンダーを取り外してしまうこともできます。
雨の中は知らない限り、フェンダーがないからといって、
ドロドロになるわけではありません。フェンダーレスも、
軽量化した車体が良い味を出していてかっこいいので、一度お試しを!
タンク
カフェレーサーのタンクは、風をきって走れるためにスマートで細身なものが多く、
全体的なバランスも、細いタンクの方がまとまっています。
しかし、細い分ガソリンが入りませんので、
長距離走行のために大き目のタンクを使っている人もいます。
自分の目的によって、使うタンクを考えてみましょう。
ヘルメット
ヘルメットも、乗っている人によって結構バラバラなんですが、
昔のカフェレーサーはジェットヘルメットを被っていました。
カフェレーサーは車体が大きくない分、
フルフェイスなどを被ると頭でっかちになりますし、
かといって半ヘルも違反になるし…そして最近のジェットは規格の問題で、
人の頭よりかなり大きめに作られており、被ればマッチ棒のようになってしまいます。
そこで私のオススメはBUCOなどのビンテージのジェットヘルメットです。
高額なものもありますが、
ヘルメットによってライダーのかっこよさがかなり変わってきますので、
少し高くても思い切ってかっこいいヘルメットを買ってみましょう!
おわりに
いかがでしたか?カフェレーサーは、バイク好きな人でもあまり馴染みのない言葉ですが、
一度ハマれば、バイクの中で一番かっこいいカスタムだと感じるはずです。
また、パーツ1つで大きく印象が変わりますので、
完成図をイメージしてからパーツを購入するようにしましょう。
きっとあなただけの最高の一台ができあがりますよ!
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