こんにちは。王鈴です。
本記事ではバイクの冬眠方法を書いていきます。
1年中バイク乗る人もいれば、たまーにしか乗らない人。
冬は全く乗らない人など様々だと思います。
また、急な出張などでしばらく乗れないなんてこともあると思います。
なのでバイクを長期保管するときやっておくべきことを書いておきますね。
バイク冬眠時の対策
なぜ、バイクをそのままにしておくといけないのか。
それには色々な理由があります。
また、保管期間によって対策も変わってきますの注意してください。
ガソリンタンク
ガソリンタンクが錆びるとすごく厄介です。
錆び取も大変だし、一度錆びるとなかなか錆を完全に除去するのも難しい。
なので、ガソリンタンクはしっかりやっておきましょう。
燃料コックは負圧式であれば「ON」か「RES」。
「OFF」があるものは「OFF」でOKです。
間違っても「PRI」にはしないようにしてください。
保管期間:半年
半年以内であればガソリンを満タンにしておきましょう。
保管期間:1年以上
1年以上、動かさない場合は完全にガソリンを抜いて
タンクをはずしエンジンオイルを入れよく振っておく。
余分なオイルを捨て、乾燥剤とともに布団圧縮袋にいれ空気をできるだけ抜き室内保管。
キャブレター
キャブレターからはガソリンを抜いておきましょう。
フロートのドレンを外せば、ガソリンが出てきます。
本来であれば車体から外して、各部洗浄しておくのがベストです。
ガソリンを抜いても、結局残ったものが固まったりしてしまいます。
半年くらいなら大丈夫だと思いますが、長期の場合は始動時は清掃必須ですね。
とりあえず、ドレンからは絶対抜いておけ。
バッテリ
バッテリは外してしまった方がいいでしょう。
外した後は満充電しておいてください。
マイナス配線だけ外しておけばいいんですけど、
どうせならがんばったバッテリを充電してあげましょう。
とりあえず、外しておけ。
ブレーキフルードを入れ替える
ブレーキフルードも入れ替えておきましょう。
乗りだし前にOHがベストですが、しっかりと新しいフルードで
満たしてあげれば、半年くらいなら大丈夫。
ちゃんと、しっかり入れ替えしてくださいね。
これでもかってくらい、やってください。
タイヤの空気圧
タイヤの空気もしっかり充填しておきましょう。
パンクしてたら最悪でしょ。
劣化を防ぐためにもしっかり空気をいれておいてね。
車体を浮かせておく
センタースタンドがある場合はセンタースタンドで保管。
センスタがない場合はジャッキなどでジャッキアップしとくのが
ベスト。
その方が、サスなどにも優しいです。
各部の錆対策
お次は各部の錆対策。
アルミのパーツや、メッキパーツは湿気で錆びてしまいます。
そこで、錆防止のシリコンスプレーやオイルを各部に塗布しておきましょう。
また、ゴム部品にもラバーグリスなどを塗布します。
・フロントフォークのインナーチューブ
・チェーンのグリスアップ
・アルミのパーツやメッキパーツ
この辺をやっておけば大丈夫でしょう。
そしたら、バイクカバーをかぶせておきましょう。
バイクカバーは2重がおすすめ。
一番上のバイクカバーにしっかり防水スプレーをしっかりね。
バイク冬眠時のポイント
バイク冬眠時にできればやっておきたいことがあります。
もちろん難しい状況の方もいるかと思いますが可能であればやっておきましょう。
ブレーキレバーニギニギ
サスのストローク
錆び防止のオイル類の塗布
バイクカバーを外して乾燥
これくらいやっておくというですね。
ほんとならエンジンもかけた方がいいんですけど、
バッテリもついてないし、キャブからもガソリン抜いてますからね。
各部の固着を防ぐって感じです。
ただ、可能なら、2週間に1回くらいはエンジンをかけてあげてね。
冬眠からの再始動
冬眠からの目覚めの儀です。
タイヤの空気圧。
プラグを新品
バッテリの充電。
キャブへガソリンを送る。
おそらく、きちんと保管しておけばこれで始動は可能です。
キャブへガソリンを送る場合はガソリンコックを「PRI」の位置に。
エンジンがかかったら走り始める前にしっかり塗布したオイルなどを
拭き取って走り始めてください。
再始動後の注意点
きちんと保管していたとしても劣化するのが機会です。
各部がきちんと作動するかしっかり確認しながらゆっくり走り出してください。
ブレーキ関係
ブレーキの引きずりなどがないか確認してください。
レバーのタッチは正常か。
バイクを押し歩いて重くないか。
フルードの漏れがないか。
フルードの漏れに関してはキャリパー、マスターシリンダー側も確認。
以上が大丈夫であればブレーキは大丈夫でしょう。
フロントフォークのオイル漏れ
フォークからオイル漏れがないか確認してください。
ゴム部品なので劣化します。
オイル漏れがあるようならオイルシールなどを交換しましょう。
タイヤの状態
少し走ったらタイヤの空気圧を確認しましょう。
空気圧が正常なら問題なしです。
念のためひび割れなどもしっかり確認してください。
キャブの状態
吹け上がりが悪い。
アイドリングが安定しない。
などの症状が出た場合はキャブレターが怪しいです。
わずかに残ったガソリンが通路を詰まらせている可能性があります。
その場合はキャブのジェット類を清掃しましょう。
まとめ
冬眠から復活までの工程をまとめてみました。
とにかく冬眠時にやるべきことをやることです。
タンクの処理
キャブのガソリン
バッテリの充電
タイヤの空気圧
各部の錆防止
以上をきちんとやっておけば、愛車も目覚めの際に
オーナーにしっかり答えてくれますよ。
復活よりも冬眠が大事です。
不安な場合は復活後、バイク屋さんに点検してもらってくださいね。
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