旧車のキャブレターガソリン漏れ対策【GS1000】

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こんにちは。王鈴です。

今回はキャブのガソリン漏れ対策。

僕の所有しているGS1000ですが、若干ガソリンが漏れます。

納車時に部品は新品にしてあるのに漏れる。

そんな困った状態が旧車ではよくあります。

僕は今回ガスケット交換とバルブシートの当たり面を
ならして直りました。

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キャブレターからガソリンが漏れる原因

ガソリンが漏れたキャブレター

・フロートの穴あき
・バルブシート/ニードルの摩耗
・Oリング/ガスケットの劣化
・本体のゆがみ
・油面調整不良

大体この辺がガソリンが漏れる原因かなぁ…。

一番厄介なのは本体のゆがみですね。

僕のもおそらく少しゆがみがあったかもしれません。

フロートの穴あき

穴の空いたフロート
写真のように目視で確認できるときもあれば、解らないときもあります。

そんなときはこんな風にやります。

フロートの穴あきチェック

水に浮かせて、少し泳がせます。

そのあとにフロートをフリフリして、音がすればアウト。

部品交換となります。

バルブシート/ニードルの劣化

GSはニードルがゴムではなく、金属なので劣化しやすいです。

段付きがあれば、交換しましょう。

バルブシートの方も同様に摩耗しているので、同時交換ですね。

ケチると面倒なので新品にするのがオススメ。

今回僕は納車時に新品になっているので無交換。

Oリング/ガスケットの劣化

フロートバルブのガスケット
これはキャブレターによりますが、Oリングが入っていたり、
ガスケットが使われている場合は交換しましょう。

特にOリングはカチカチになっていることがあるので、
外したら交換。

余分に部品は注文しておきましょう。

本体の歪み

キャブ本体の歪みによるガソリンの漏れ
これは本体がゆがんでいる場合。

旧車だと稀によくあります。

部品を新品にしても合わせ面から滲んでくる。

面だしでいければそれもよし。

中古良品を確保しておくのも手ですね。

油面調整不良

キャブレター実油面調整
ここはちゃんと調整すればOK。

可能であればフロートの高さではなく実油面で。

これが一番確実で安心。

旧車のガソリン漏れ対策

では、本題です。

今回、僕が使っているキャブレターのガソリン漏れの原因。

本体の歪みと、ニードルバルブの当たり不良ってとこです。

本体の歪み対策

PMC製のフロートパッキン
これはちょっと悩みました。

部品新品で漏れるってことは歪んでる可能性が高い。

そこで、ネットサーフィンしているとみつけました。

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PMCさんで販売されているガスケット。

GS1000とZ系のキャブは流用されていたりして共通部品が多いんです。

だから、こちらを使って対策。

純正ガスケットとPMC製ガスケットの比較画像

ちょっと分厚いゴムって感じ。

これなら、漏れなさそう。

サクッと交換して、テスト。

キャブレターオーバーフロー確認

2か所から漏れてきました。

あとは、部品の当たりが悪いか、歪みがひど過ぎて
ガスケットでカバーできないか…。

ニードルバルブの当たりを修正

キャブレターニードルバルブ
このニードルと、シート側の穴。

ここの密着が悪いとじんわり漏れてくる。

そう、ここをピタっとしてやれば漏れないんです。

これは、正しいやり方よく知らない。

だから、俺流のやり方で。

ニードルバルブの先端にメタルコンパウンドを塗布

ニードルに軽くメタルコンパウンドを付ける。

その状態で中に突っ込んで、ツンツン、クリクリ。

どちらも軽く優しくですよ。

そうすることで、恐らく当たりが良くなるはず。

やりすぎもよくないけど、優しすぎてもだめ。

穴と針の密着具合を想像しながら作業してください。

再度、テストを行いばっちり漏れなし。

まとめ

こんな感じでずっと気になってたガソリン漏れが直りました。

何より大変なのはキャブを外すこと。

これがマジで大変。

もう、二度とやりたくないと思える作業でした。

楽な外し方があったら教えてほしいです…。

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