こんにちは。王鈴です。
今回はフロントブレーキの点検です。
フロントブレーキはまさに命綱ですよね。これがいざって時に効いてくれないと
まぁ死ぬでしょう。あってはならないことなんですが、ブレーキフルードが漏れたまま
販売する業者が存在することも事実です。
なので自分の身は自分で守るかしかありません。
ふざけた話ですけど実際にあることなのでバイク乗りのみなさんが
そんなことにならないようこの記事を書いています。
漏れの確認方法。
キャリパーを下から触ってみて、フルードが手につくようであれば
漏れていますね。マスタシリンダー側も同様です。
本来漏れない箇所を触って液体がつくのはおかしいです。
あとは一度ふき取ってから、ブレーキレバーを一日紐などで
握った状態で翌日もれがないか確認してみるといいと思います。
ブレーキフルードがなぜ漏れるのか
ブレーキキャリパー側
キャリパーピストンの錆
ブレーキキャリパー内部にはオイルシールがあります。
ですが、いくらオイルシールでシーリングしていても、キャリパーピストンが
さびていたら、結局オイルシールが傷つきそっからもれてしまいます。
なので、錆があればペーパーで面取りをすることもできますが、
命に関わるので交換をおすすめします。
キャリパーピストン:純正部品番号:59100-45810
オイルシール未交換
単純にシールを交換していない場合はだめですよね。
高い部品でもないんですけど…。交換されていないこともあります。
なので分解するときは交換しておきましょう。
オイルシール:純正部品番号:69107-38B00
ダストブーツ:純正部品番号:5930845000
キャリパーの摩耗
ブレーキキャリパのシリンダー部分が摩耗して径が大きくなってしまっている
場合ですね。これはもう、いかんともしがたい状態なのでキャリパーを交換するしかないです。
社外品もありますし、純正中古で流用するか悩みどころですね。
ブリーダーボルトの損傷
ここは漏れというか、ブレーキのエア抜きするときに使うんですけど、
結構小さいボルトなのでトルクをかけすぎて、ばかになってたり、
折れてたりするのでここも要確認箇所ですね。実際そうゆうことあるんで、ちゃんと見てね。
純正部品番号:59121-18410
マスターシリンダー側
マスターシリンダの摩耗
ここも、ピストンとシリンダーになっています。
ここが摩耗してマスターシリンダーの穴が広がっていれば交換ですね。
幸いマスターについては社外品で品質のいいものもあります。
雰囲気にこだわるのであれば純正中古品になってしまいますね。
ピストンの錆
ここも結局ピストンがさびてたらいくら部品を交換しても意味がないです。
幸い、ピストンキットも販売されているのでシリンダー側に問題がなければ
交換しましょう。
ダイヤフラムの劣化
マスタシリンダーのふたを外すとダイヤフラムが入ってます。
これが硬化していたり、破れていたりすると漏れや不具合につながります。
きちんと確認しておきましょう。
錆の原因
ブレーキ回りの錆の原因は長期間動かしていないこともそうですが、
ブレーキフルード自体水分を吸収しやすいので適度な感覚で
ブレーキフルードを交換することによって錆を防止できます。
ブレーキフルードの交換時期
1年に1回くらい交換しておけば問題ないでしょう。
特にGS400の純正マスタシリンダーはかこいいですよね。僕はお気に入りです。
ブレーキの種類
GS400は純正で2種類のキャリパーがあります。
トキコ製とアイシン製です。
自分のキャリパーがどちらなのかきちんと確認しておきましょう。
ブレーキはとっても大事な箇所なのでしっかり整備して、快適なバイクライフを送りましょう!
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