こんにちは!王鈴です。
本記事では、タンクの錆取りについて書いていきます。
タンクの錆はキャブのオーバーフローなどの原因にもなりますし、
簡単なようで奥が深い作業です。
お金に余裕があればバイク屋さんに任せるのが一番ですが、
まともなバイク屋も少ないですからね。
環境のある人は自分が納得できるまでしっかり錆を除去して、
快適に走りましょう。
必要な物(あるといいもの)
ケミカル剤
■キュポキュポ
ペットボトル複数かポリタンクなどの入れ物
■キッチンペーパー
■穴をふさぐ何か。ゴム板とかがいい
※GSの場合は給油口と燃料コック外した穴2個
■エアーダスター
■台所用洗剤
■ホース(環境に応じて)
タンクの錆取り剤ブルフロッグ
タンクの錆取り初めてやりました。
やる前にバイク屋さんに相談しに行ったのですが、
自分でやったほうが安いからやり方教えるから
やってみなと言ってくれたので自分でチャレンジです。
錆取り剤も定番は「花さかG」ですよね。
でも、僕がお世話になっているバイク屋さんは、
錆取りもいろいろ試したそうです。
そこで紹介されたのが、「ブルフロッグ」の錆取り剤。
コーティング剤と別容器になっているますが、
花さかGと使用方法はあまり変わらないと思います。
内容量は「錆取り剤:1リットル」「コーティング剤:250ml」です。
錆取り剤は20倍まで希釈可能。
コーティング剤は10倍までです。
両方とも再利用可能ですので、
ポリタンクなどに入れて保存しておきましょう。
金属制はだめですよ。
ブルフロッグのいいところ
こちらの製品はフルーツ酸といって環境にやさしい液体。
そのまま水道で処理できます。
液体の後処理が楽なのもいいところ。
一度使用しても、半年間は保管して再利用可能となっています。
タンクの錆取り処理手順
では手順を説明します。
僕は燃料コックからの漏れもり、
OH予定だったのでコックはつけたままやりました。
①タンクの洗浄。
まず、タンク内のガソリンを排出します。
携行缶でもペットボトルでもなんでもいいです。
基本再利用しませんので僕はペットボトルに入れて、
ガソリンスタンドで処分してもらいました。
キュポキュポで排出するんですが、
全部は無理なので余ったガソリンは新聞紙にしみこませて、
台所用洗剤で中和すれば燃えるごみとして処分可能です。
ガソリンの排出が終わったら、タンクについている部品を取る。
GSの場合はタンク取ってコック取るだけ。
洗剤とぬるま湯をある程度ぶっこんだらタンクを良く振る
→排出→洗剤、ぬるま湯入れる→以下ループ。
何度も繰り返し、脱脂します。
出てくる液体がガソリンくさくなくなるまで、何度もやります。
慣れていれば5回くらいでいいですが、
僕は10回くらいやりました。
最後は洗剤の泡も排出するので
一通り洗浄したら泡が出なくなるまで洗って洗浄は完了です。
洗浄したら燃料コックを外したとこの
穴をふさいでください。
②ケミカル投入
まず原液を入れます。
錆がひどい場合は希釈率を上げてください。
希釈率は20倍までOKです。
GSのタンクの容量は14リットルなので問題ないですね。
原液を入れたら65°以下のお湯を入れてください。
あまり熱いお湯はタンクによくないです。
ある程度入れたら少しタンクを振って、
原液とお湯をよく混ぜてください。
よく混ぜながらギリギリまでお湯を入れます。
こぼれたら必ず洗い流してね。
そしたら、大体24時間くらい放置します。
タンクコーティング
24時間ほど放置したらタンク内の液体を排出します。
液体は再利用できるので、
金属製ではない入れ物にキュポキュポなどで移し替えましょう。
ブルフロッグの錆取り剤であればフルーツ酸で
環境に優しいそうなので、そのまま流してしまってもOKです!
液体を移し替えたら、タンクを再び洗浄です。
サビのカスと液体の色が透明になるまでしっかりすすぎましょう!
これでもか!ってくらいすすいでくださいね。
すすぎ終わったら、コーティング剤を入れます。
1本まるまる全部思い切りいれてください。
原液入れたらちょっとふって、そのあと水2リットルです。
全体にまんべんなくいきわたるようにゆっくりふります。
そしたらそのまま20分放置。今度はタンクをひっくり返して放置。
この時少し漏れますけど、バケツの上において
タンクキャップだけしとけばOK!ここでまた20分!
そしたらコーティング剤も再利用できるので移し替えます。
液体排出後、タンクの乾燥です。
④タンクの乾燥
タンク内に水分が残ったままガソリン入れると
水分が蒸発せずにサビの原因となりますので
乾燥はしっかりしてください。
僕の場合は掃除好きが功を奏して
「ハンディブロワー」なる強烈なものがありましたので
それでしっかり乾燥後、エアコンをドライに設定し、
放置して完了です。
まとめ
タンクの洗浄と乾燥が錆取りでの重要項目です。
しっかり錆をとって気持ちよくGSに乗りましょう!
最後に言うと、タンクの錆取りってほんとうに大変です。錆が残った状態で
コーティングしてしまうと、コーティングの下から錆びてきてしまいます。
なので可能であればプロに任せましょう。
バイク屋さんではなくて、タンクの錆取りを専門でやっている業者さんもあります。
手間とお金はかかりますが、
キャブのオーバーフローなどの原因になりますのでしっかり処理しておきましょう。
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