こんにちは。王鈴です。
さあて、ツーリングに行こう!
そう思ってGS400を始動するが、どうにも様子がおかしい。
始動性も悪い上、なんだかパンパンする。
え?この前は調子よかったのに…。
一体どうしたんだろうか…。
結局、原因は「ポイント」でした。
が、ここまで辿り着くのに結構時間がかかったので、
トラブルシューティングとして実施した作業を書いておきます。
GS400の不具合
・始動性が悪い
・低回転時のみ片肺
・アフターファイヤー
こんな感じでした。
2000回転以上だと2発燃える。
原因の追究と切り分け
考えられる要因はこんな感じ
・キャブのスロー詰まり
・点火時期のずれ
・コンデンサー
・イグニッションコイル
・ポイントの劣化
というわけで、切り分けを行っていきます。
点火時期の確認
ポイントのギャップと点火時期を確認。
ここはお金がかからないので大体ここから見ます。
定期的に確認してあげるといいですよ。
こちらは問題ありませんでした。
![](https://baik.gs400e.net/wp-content/uploads/2018/09/ad7c62202dc7e50b13aa42e6f01787e0-160x90.jpg)
イグニッションコイルの確認
プラグを外した状態で、プラグキャップに接続。
金属部分にプラグの先端を当てて、スタータースイッチを押す。
火花は正常に出る。
うん、これならコイル問題ない。
点火時期〇。コイルも〇。
コンデンサーは変えてからそんなに経過していないのでスルー。
当時物から変えていない場合はまっさきに疑ってね。
![](https://baik.gs400e.net/wp-content/uploads/2020/10/DSC_0023-2020-10-05T18_06_29.000-160x90.jpg)
キャブレターの確認
ここまでで、点火は問題ないと僕は判断しました。
なので、キャブレターを確認。
低回転時のみ片肺。
始動が悪い。
ということで、左側のキャブのスローの経路を徹底洗浄。
ヒートガンで温めて、汚れを落ちやすくします。
酷い時は茶色の塊がドバっと出てきます。
ヒートガンは整備の必須工具の一つ。
ケミカルはワコーズのエンジンコンディショナー。
これもラスペネに並んで必須。
ついでに、スロージェットも交換。
これでいけるだろう!
と、キャブを取り付けて、始動。
が、症状変わらず。
ちゅうわけで、キャブは問題ないことが解りました。
![](https://baik.gs400e.net/wp-content/uploads/2019/03/c21080fafea623726762d3fa5d9caf2b-160x90.jpg)
![](https://baik.gs400e.net/wp-content/uploads/2019/10/DSC_1483-160x90.jpg)
点火系の確認
まずは、念のためザリで使っているコイルと交換。
症状変わらず。
やはりコイルは問題なし。
コイルの配線を新品で作成しても変わらず。
一応コンデンサーも入れ替えするが変わらず。
う~ん、そうなるとポイントかな…。
ギャップも点火時期も正常であったため、左側のポイントを交換。
再度、ギャップと点火時期を合わせて完了。
これで、始動したところ見事復活。
かなり時間かかったけど無事に復活させることが出来ました。
![](https://baik.gs400e.net/wp-content/uploads/2019/05/DSC_0230-2019-05-26T12_07_50.000-160x90.jpg)
![](https://baik.gs400e.net/wp-content/uploads/2020/06/DSC_0112_4-160x90.jpg)
![](https://baik.gs400e.net/wp-content/uploads/2018/09/ad7c62202dc7e50b13aa42e6f01787e0-160x90.jpg)
まとめ
と、こんな感じで1個ずつ原因をつぶしていくと解決します。
どこが悪いかっていきなり的確に当てるのって難しいんです。
すっごい経験豊富な人なら別ですけど。
でも、こうやって経験を積んでいくことでその領域に近づける。
失敗も多いけど、バイクいじりやめらんねぇぜ。
![](https://baik.gs400e.net/wp-content/uploads/2019/04/DSC_0945-160x90.jpg)
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